あなたを幸せにするジブンノモノサシ
 

特別教室73  かとうちあき 「身近な冒険 野宿のすゝめ」レポート

[講師]
かとうちあき(野宿野郎編集長)

[講義内容]

6月の特別教室は、野宿を愛する野宿界の第一人者、かとうちあきさん(野宿野郎編集長)をお招きして旧三福にて開催しました。テーマは「身近な冒険 野宿のすゝめ」。
 

 
「野宿」というまったりしたテーマとかとうさんのゆったりした話し方も相まって、ところどころで参加者からの質問を交えながらのにぎやかな回になりました。最後の質問タイムでもいつまでも質問が途切れず、とても楽しい2時間でした!
 
お話は、なぜ かとうさんが野宿にハマったか、ということにはじまり、全国のおすすめ野宿ポイントや普段どんなふうに野宿をしているか、野宿に必要な道具まで、聞いても聞いても興味が止まらない内容ばかりでした。かとうさんいわく、野宿のいいところは”向上していかないこと”。いまの社会で普通に生活していると、向上こそがいいことで、常に向上していかなければならない、という価値観がベースになってしまっているけれど、野宿はただそこで気持ちよく寝る、ということが目的。運や勘にしか頼れないのが面白いそう。
一晩野宿してみると、外で寝ることの大変さがわかって、モノのありがたみやホームレスの人の大変さがわかる、だから若い子もみんな1回野宿してみたらいいのに、ってかとうさんおっしゃってました。知らなかったことを知り、想像力を働かせることができる、という意味では野宿は学びの場にもなりえるのかもしれません。
 

 
参加したひとそれぞれが、「野宿」というキーワードを起点に、旅の仕方、人とのコミュニケーション、はたまた自分のあり方や人生観にまで思いを至らす、意外にも壮大な回になったと思います。野宿には余白があって、野宿をする人にもまた余白がある。ふだんの暮らしのなかでは、忙しさに追い立てられて余白を失ったり、一生懸命余白を埋めようとしてしまいがちだけど、そんなとき野宿はこころにちょっと余裕をくれるかもしれない、なんてことを思いました。野宿、してみよう。
 
 
[暮らしの教室から 3つの質問]
■かとうさんのターニングポイント
 高2で初めて野宿したとき/高3で野宿にハマった旅のとき
■幸せのモノサシ
 毎日が楽しい。何してても「ハッハッハッ」って感じ。働いてるときは嫌かも。
■これから望む社会
 いろんな人がいろんなところで寝てても大丈夫な世の中。
いまは公共の場所に公共感がない。もっと好きに使っていいはずなのに、管理されすぎていて自由度が低い。寝泊まり禁止などのルールは誰かに決められるのではなく、みんなで作っていけばいい。野宿はしてもいいものだ、って空気をつくっていきたい。