あなたを幸せにするジブンノモノサシ
 

特別教室85 「ケムリのはなし。」

[講師]
和田義之・真帆(ケムリデザイン)

[講義内容]

第85回 暮らしの教室特別教室 「ケムリのはなし。」が6月8日に行われました。ケムリデザインさんとはいったい何者なのか?どういう活動をされているのか、あまりにも灯台下暗しから始まった今回の講演会でした。ケムリデザインさんとは、小田原を拠点に湘南エリアで活躍されている、ご夫婦のデザインユニットですが、小田原で「nico cafe」というカフェも営まれているおふたり。奥様(和田 真帆さん)がニコカフェさん、旦那様(和田 義之さん)がケムリさん、おふたりでカミイチさんというポジショニングと考えても良いそうです。

そんなお二人のお仕事の仕方を振り返った今回。okebaとしましても、大変お世話になっているお二人ですから、どうやって現在のおふたりになったのか?というお話しは終始興味が尽きないものでした。

おふたりのお仕事は、常にリノベーションですので、1からモノ作りをするというよりは、元々あるものから情報、歴史を引き出し、その場所にとって魅力のあるものへと変えていく、けれどそのもののもつ存在感や思い出は残す、元の状態に近づける、そのためにどうデザインしていくか。そこを大事にされているという想いが伝わってきました。

そのために、たとえ依頼された仕上がりと違っても、結果としてその空間がその場所に生きるデザインになっていれば、依頼主を説得することすら、デザインをすることだとおっしゃっていました。

ご自身のデザイン観がぶれないよう、細かい分析によって地道に積み重ねられてきたからこそ斬新さや他にないデザインが生まれるのでした。

では一体そのデザイン感覚や分析力などのエネルギーはどこから生まれてくるのか?

お二人のコンセプトは「楽しいことがすき!」。

デザインのアイデアは楽しいことをみんなと共有したいという想いから生まれてくるということでした。

そんなおふたりのお話しは終始楽しく、笑いが絶えない会となりました。

熊澤酒造との23年にも及ぶ関りや、現在も続くお仕事のお話や、関りが深いだけに熊澤社長のお話もあり、ケムリデザインさんなくして熊澤酒造は成り立たない、そんな感銘も受けました。ひとつひとつの建物や建具のデザインに社長や、それを汲み取ってくださったケムリさんの想いや歴史が詰まっておりますので、熊澤酒造を訪ねていらしたらご覧いただきたいところです。

恒例の3つも質問ですが、

①ターニングポイントはいつ?

こちらはスーパーマンのような人たちに出逢ったこと、とおっしゃっていました。でもすかさず旦那様の義之さんが、「妻に出逢ったこと」と仰っていて、おふたりのラブラブ感が半端ないことでございました。

②お二人にとって幸せのモノサシとは?

こちらは奥様がすかさず「お客さまに『美味しかった』とニコッと笑ってもらえること。」と答えていらっしゃいました。お客様の笑顔よって幸せになれる、そんな素敵な関係を小田原で築かれておられるおふたりらしい答えでした。

③将来どんな社会になっていてほしいですか?

大がかりなことは考えられないと言われ、楽しいことをやっていたら結果的に小田原が楽しくなった、みんな楽しくなった、という感じがいいということでした。

老人になっても楽しいほうがいい、楽しい場所を作ってあげたい、と仰っていました。

最後に、夜8時閉店のババアのバー(Ber)を作りたいと奥様が仰って、大笑いのうちに幕が閉じたのでした。