暮らしの教室 特別教室118 井上岳一「山水郷とコンヴィヴィアル 」〜今、地方で起きていること。これからの暮らし〜

講師 井上岳一

会場 茶屋町路地

日程 3/18 15:00-17:00

受講料 1500円

 以前より西湘エリアは暮らしやあそびを自らつくれる人が集まっている地域だといいなと思っていました。消費者だけでなく生産者、つくりて。もちろん誰もが消費者ではありますが、消費する場所も少ないし、自然も豊かなところなので一方ではつくりてになった方が楽しい暮らしがおくれるからです。人も少ないからすぐ繋がっていく。西湘はお金だけではない豊かさの実現が可能な地域なのだと思っています。

コロナ禍においてこの地域にも急速に移住者が増えました。減っていく一方だった地域にとって人口が増えることは喜ばしいことですが地縁のない方が増える中でこの地域のポテンシャルを活かさないで暮らしていくのは勿体無いし、消費者志向の人ばかりの単なる郊外になってしまうのはつまんないなぁと思っていました。

 そんなモヤモヤを井上さんなら晴らしてくれると思いお呼びしました。著作『日本列島回復論』では山や水の恵みが豊かなところで人が長くすみ続けてきた地域を「山水郷」とよんでいますが、その山水郷の役割に着目しそこから未来をひらく方法について提言を行っています。

 就職氷河期世代やZ世代の中には高度成長以降の豊かさとは違った豊かさを求めて都市部から山水郷にIターン、Uターンした人が多くいました。彼らのその地で山水の恵みと人の恵み、過去と未来とから成る、とても豊かな関係世界を生きています。この西湘エリアも山水郷の条件を満たしていると思うのですが、他地域の取り組みは西湘が西湘らしく単なる郊外にならずより楽しく暮らしていくヒントがいっぱいありそうです。井上さんも中郡にお住いなのでリアリティのあるお話が聞けそうですね。

終了後は立ち飲みスタイルで簡単な懇親会を行いたいと思います。合わせてご参加ください。

井上岳一 日本総合研究所エクスパート/山水郷ディレクター

藤沢市生まれ。大学で林学を学んだ後、林野庁、Cassina IXCを経て2003年から日本総合研究所。山水の恵みと人の知恵・技術を生かした多様で持続可能な地域社会(山水郷)のデザインをミッションに、研究・実践活動を行っている。

YouTube番組「山水郷チャンネル」(日本デザイン振興会)で地域課題と向き合う全国のローカルクリエイター達を紹介中。2022年、武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスに「自律協生スタジオ(Convivial Design Studio)」を開設。美術大学とシンクタンクの力を結集し、自律協生社会の実現を目指した研究・創造活動に取り組んでいる。

著書に『日本列島回復論』(新朝選書)、共著書に『MaaS』『Beyond MaaS』(共に日経BP)等。

内閣府規制改革推進会議専門委員。内閣府地方創生推進アドバイザー。福島県南相馬市復興アドバイザー。香川県観音寺市政策アドバイザー。東京藝術大学非常勤講師。

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