特別教室147 佐野大介「森の声に、耳をすます。‐空師、佐野大介さんと考える、森との関わり方‐」
講師 佐野大介(空師)
会場 熊澤酒造
日程 10/26 15:30-17:00
受講料 2500

佐野大介
1974年、神奈川県生まれ。
佐野森業、代表。空師。
東京、神奈川の神社や森の生き物に配慮した管理をしつつ、神奈川と長野の二拠点生活。環境に負担の少ない仕事、暮らしを模索中、家族6人のお米を自給している。築250年茅葺古民家改修中。
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第147回の「暮らしの教室」では、空師(そらし)・特殊伐採職人の佐野大介さんをお招きします。
遡ること約二十年前、世界一周の旅を経て写真家としての職に就いていた佐野さんは、「もっと自然の中に身を置きたい」という想いから林業の世界へ飛び込みました。やがて特殊伐採の技術を習得し、空師として高木に登る日々へ――。

空師とは、高い木に登り、伐採を行う専門職。
「木を伐ることができる。でも、それ以上に木を残すことができるひとであること。空師と名乗るときのそう覚悟を決めました。」と語る佐野さん。
大木と対峙する彼の耳に、木々たちの悲痛な叫びが届くようになりました。

2025年には深刻な水不足に見舞われる河川流域の人口が世界人口の40%以上となる予測がされる中、佐野さんも日本の木々の水がなくなり、ひどい乾燥に見舞われていると強く感じていらっしゃいます。
地中の水脈と繋がり、水分バランスを調整する木々を見分けながら、必要な伐採を行っていき、可能な限り木を残したいという気持ちがどんどん大きくなっていったそうです。
私たちを守ってくれている、木々を残すための空師。ロールモデルのないそんな生業の方の観点から、これからの未来のためにどう森と関わればよいのか、お話しを伺い、私たちの今後を見つめる機会にできればと思います。
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