特別教室151 PONNALET 江波戸玲子 中村夏実 「一枚の手織り布で暮らしを楽しく 〜カンボジアの万能布 クロマー〜」
講師 PONNALET 江波戸玲子 中村夏実
会場 熊澤酒造
日程 2/8 15:30-17:00
受講料 2500円
第151回目の暮らしの教室特別教室では、メコンの国々の手織り布を中心に、世界の美しい布から着尺や帯、小物を制作されている〈PONNALET(ポンナレット)〉の 江波戸玲子さんと 中村夏実さんをお招きします。

カンボジアでは昔から、長方形の手織り布 クロマーが暮らしに欠かせない道具として親しまれてきました。
頭に巻いて日除けに、エプロン、腰巻き、赤ちゃんのおくるみや小さな子どもには洋服のようにして身につけるのはもちろん、ハンモックや敷き布、両端をくるくると結んでお弁当を包んだり、バッグや自転車のかご代わりに…と、1枚の布を結び方を変えて様々に使います。



そんな〝暮らしの万能布“を、日本の日常に馴染んでお洒落にも楽しめるようにデザインしたのがPONNALETのクロマーです。カンボジアの小さな村の工房で、織り手さんたちが一枚一枚丁寧に手織りしてくれています。


お話会では、20年以上現地に足を運ぶなかで、限られた道具や材料を工夫して一枚の布に仕上げる制作過程や、村の人々の暮らしぶりから私たちが学んできたこと、クロマーの日常でのさまざまな使い方をご紹介します。


皆さんと一緒に、現代の日本の暮らしを見つめ直す機会になればと思います。
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江波戸 玲子
PONNALET 主催
ラオスやカンボジアなど、メコンの国の手織り布を中心に、世界各国の美しい布からオリジナルの着尺、帯、小物を制作。また、カンボジアの工房でオリジナルデザインの手織り万能布”クロマー”の制作も行う。
葉山のアトリエ「PONNALET 葉山の家」を中心に、日本全国のギャラリーやイベントにて展示販売。着付け教室「風雅会」を不定期開催。
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中村 夏実
テキスタイル・ディレクター / textile n+ 主宰。
武蔵野美術大学在籍中から染織を学ぶ。2007年よりPONNALETのプロジェクトに参画し、カンボジアやラオスへも毎年同行。具体的な織りのデザインや設計、糸の選定など、オリジナル生地制作における重要な役割を担う。
2018年より林礼子+中村夏実で「textile n+R」を立ち上げ、これまでに収集した世界の好みの布を帛紗や仕覆等「用の布」として制作・企画展示をする。




